埼玉県公立小中学校教頭会概要

　このたび、令和6年度の会長職を仰せつかりました 近藤 大志 と申します。誠に微力ではございますが、皆様のお力をいただきながら、令和6年度の活動が実りあるものになるよう職責を全うしたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
本会は、埼玉県内各市町村教頭会が綿密な協調を保ち、会員の資質を高めるための研修を推進し、本県教育の向上発展に寄与することを目的に活動を行っています。
　さて、令和6年度から始まった第4期埼玉県教育振興基本計画では、5つの取り組むべき課題が明示されています。特に学校教育に関わるものでは、「社会の激しい変化に対応するための資質・能力の育成」、「多様なニーズに対応した教育の推進」、「質の高い学校教育を推進するための環境の充実」が挙げられています。これらの課題を克服するための取組は、当然ながら未来の創り手となる子供たちの資質・能力の向上に寄与するものであり、延いては我々教職員の働き方改革や学校の信頼づくりにも繋がるものです。私たち教頭の職務に目を向けますと、不易と流行を意識しつつ、この課題克服に取り組む必要があると考えています。明示された課題は、どれも簡単に克服できるものではありませんが、本会を通じて、それぞれの学校での経験や知識を共有し、互いに学び合い、創意工夫を凝らしながら堅実且つ着実に取組を積み重ねていけば、克服に繋がっていくことと確信しています。
　今年度も、本会の目的が達成されるよう、各地区の教頭会と連携・協働し、様々な研修や要望活動に取り組んでいきたいと考えます。これまでに諸先輩方が築いてこられた本会の伝統と成果を大切にしながら、関係諸機関や会員相互の連携を深め、本会員1270名が力を合わせて埼玉県の教育振興に寄与したいと考えております。
　どうぞ皆様のご尽力を賜りますようお願いいたします。